夏レシピで島野菜 味わう 生産者が紹介


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
やんばるの夏の島野菜を使った料理の試食を楽しむ参加者=13日、名護市大北のコープおきなわ名護支所

 【名護】「やんばるの島野菜をもっと手軽にアレンジしたら、もっとおいしくなる」をテーマに、地域の食材を活用した「おもてなし料理講習会―やんばる野菜を使った簡単で気取らないウチナ~夏レシピ」(コープおきなわ北部ブロック主催)が13日、名護市大北のコープおきなわ名護支所で開かれた。

親子3組を含む24人が参加して、太陽の恵みをいっぱいに受けた島野菜を味わった。
 やんばる女性農業者の会の岸本ひとみさんと川本恵子さんが講師を務めた。ニガナのまぜご飯、ウンチェー(エンサイ)の煮浸し、モーイ(赤瓜)のスープ、オクラのミートローフ風、ゴーヤーのつくだ煮、モーイのシャーベットなどを作った。
 試食会では「こんなに簡単に作れておいしい。モーイのシャーベットが冷たくシャキシャキして新鮮ですがすがしい。早速家で試したい」と参加者に喜ばれ、活発に質問が寄せられた。
 講師の岸本さんは「私たちの手作り島野菜で、この夏を乗り切ってほしい。将来は沖縄料理から旬の食材を生かした長寿食まで、観光協会と連携して体験型観光のメニューとし、農家も地域も元気になる仕組みづくりを考えたい」と意欲的に語った。(宮城良勝通信員)