児童・生徒のメッセージ展始まる 絵や詩で平和発信


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児童・生徒の平和メッセージ展のテープカットをする受賞者と県関係者ら=19日、那覇市泉崎の県庁

 県内小中高生が平和をテーマにした作文や絵、詩を展示する「第23回児童・生徒の平和メッセージ展」(県主催)が19日、県庁1階の県民ホールで始まった。

4212点から選ばれた102点を展示している。23日まで。開会式では最優秀賞に輝いた児童生徒ら39人に賞状が贈られた。
 詩部門で最優秀賞の兼城夏穂さん=沖縄アミークスインターナショナル小6年=と宮里瑞姫さん=座間味中3年=が作品を読み上げた。兼城さんは「戦争体験者の苦しみの上に私たちがいることを忘れちゃいけない」、宮里さんは「一人でも多くの人に平和の大切さを伝えたい」と詩に込めた思いを語った。
 高良倉吉副知事は「展示を通し、恒久平和を願う沖縄の心が広く伝わることを祈念する」と話した。