絆描く平和劇に 浦添の子どもたち58人が挑戦


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本番に向け稽古に励むワークショップ参加者=16日、浦添市のてだこホール市民交流室

 【浦添】浦添市文化芸術振興事業子ども演劇ワークショップの舞台発表「平和劇 君とつなげる虹色」(岩下瑞紀脚本、池宮千佳子演出)が24、25の両日、浦添市てだこホール(大ホール)で上演される。市内の小学3年生から高校生までの58人がワークショップで稽古を積んできた成果を披露する。

 「君と―」はそれぞれ悩みを抱える現代の子どもたちが、不思議なバスに乗って「過去と未来の浦添」を行き来する。戦時中にタイムスリップし、平和の尊さを学び、家族や友人との絆を描き出すファンタジー。
 出演メンバーは、コミュニケーションワークショップや「やる気オーディション」などを経て、役者、ダンス、バンドの3チームに分かれ、稽古を積んできた。今回演出を務めるのは自身も演劇ワークショップに参加し、ゆいゆいキッズシアター1期生で、現在は東京で役者として活動する市出身の池宮さん(30)。「参加メンバーの百パーセントを引き出せる機会にしたい」と語り、「一つの舞台に取り組んできた成果を見てほしい」と呼び掛けた。
 ダンスチームリーダーの新垣梨依乃さん(16)=開邦高2年=は「一生懸命さを見てもらいたい」と話した。
 24日は午後6時、25日は午後2時開演。大人1500円、高校生以下800円。問い合わせは市教育委員会文化振興課(電話)098(876)1234(内線6211)。