【金武】学習や日常生活で支援が必要な子どもたちを対象に、琉大教育学部付属発達支援教育実践センターは18日、金武町のネイチャー未来館で児童10人が参加する特別教室(日帰りキャンプ)を開いた。
物作りや遊びを通して、対象児童が苦手とする集団行動などを学んだ。
拾った貝殻を使って置物を作ったほか、浮輪やペットボトルを使ったイカダ作りに挑戦し、出来上がったイカダに乗って泥田の中で遊んだ。
特別教室には教職員や保護者、琉大の学生も参加し、児童に寄り添ってイカダ作りなどを手伝った。実践センターの浦崎武教授は「苦手なことに取り組むのに『頑張れ』と言うのではなく、子どもたちの興味、関心をベースに負担なく楽しみつつ経験を積むのが目的だ。教師や学生も支援の在り方を学ぶ良い機会になっている」と話した。
参加した30代の母親は「いつも皆と同じ行動をしたがらないが、今日は自分のやりたいことをしつつ、集団行動を進めていた。いい経験になった」と話していた。