本部町備瀬のサンゴ 一部で半分以上白化が進行


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 沖縄美ら島財団が15、16日に本部町備瀬と美ら海水族館前の礁池(イノー)で実施した調査で、例年に比べサンゴの白化が進行していることが分かった。

群体の半分以上が白化している場所もあった。
 同財団は、海洋博公園周辺のサンゴの生息状況を継続的に調査してきた。ことしは例年より多くの白化したサンゴを確認した。場所によっては全サンゴ群体のうち50%以上が白化しており、深刻な状況だという。
 白化が確認されたのはハナヤサイサンゴ属やコモンサンゴ属など計11属。詳細な情報を集めるため、同財団は26日にも外洋に面した礁斜面を調査する。