県内10社、商談盛況398件 香港「フード・エキスポ」


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「フード・エキスポ2013」の結果を発表する県内企業の代表者ら=22日、県庁

 香港で県産品の販路拡大を図ろうと、香港コンベンション&エキシビション・センターで15~17日に開かれた香港最大の国際見本市「フード・エキスポ2013」に県内企業10社が参加した。

出展を支援したジェトロ沖縄の石田達也所長と各企業の代表者らは22日、県庁で会見し、商談件数は398件で、成約・成約見込み件数は73件になると発表した。
 10社は新垣通商(那覇市)、沖縄特産販売(豊見城市)、パラダイスプラン(宮古島市)、ヘリオス酒造(名護市)、ゆいまーる牧場(石垣市)、県物産公社(那覇市)、沖縄ハム総合食品(読谷村)、青い海(糸満市)、紅濱(浦添市)、健食沖縄(那覇市)。モズクやシークヮーサー飲料、黒糖などの県産品をPRした。成約ができた商品は主に黒糖などの健康食品。
 県物産公社は38件の商談を行い、成約数は見込みを含め10件あった。そのうちパン・洋菓子を製造する香港のベーカリーと業務用の県産ジャムで2件の成約があった。店舗内に沖縄コーナーを設置したいとの声もあったという。そのほか、小売店や貿易会社と県産黒糖やシークヮーサーなどの成約があった。
 石田所長は「香港は日本食品輸出の最重点地となる。今後も沖縄の県産品をPRしていきたい」と話した。