比嘉(男子の部15~17歳)1打差2位 日本Jrゴルフ


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 ゴルフの日本ジュニア選手権最終日は23日、埼玉県霞ケ関CCで行われ、男子(6982ヤード、パー71)の15~17歳の部は、首位で出た和田章太郎(福岡第一高)が72で踏ん張り、通算4アンダーの209で優勝した。1打差の2位に比嘉一貴(本部高)が入った。

照屋佑唯智(同)は10オーバーの33位。12~14歳の部は鈴木敬太(千葉・打瀬中)が68と伸ばし、通算イーブンパーで制した。宮里拓弥(那覇中)は16オーバーの23位だった。
 女子(6564ヤード、パー73)の15~17歳の部は堀琴音(兵庫・滝川二高)が69で回って通算13アンダー、206で2位に7打差の快勝。伊波杏莉(読谷高)は11オーバーの44位だった。12~14歳の部は日本女子アマチュア選手権2位の松原由美(大阪・白鷺中)が3日連続の71でまとめ、6アンダーで2連覇した。新垣比菜(具志川中)は1アンダーで3位に入った。

◆ノーボギー5バーディー 比嘉、意地見せる
 最終ラウンドを首位と7打差の12位からスタートした比嘉一貴は、ノーボギー、5バーディーと巻き返して2位に食い込んだ。意地を見せた格好だが、本人は「最後の日本ジュニアなので優勝したかった。悔しさしかない」と振り返った。
 初日、2日目と波に乗れないまま最終日を迎え、この日も「調子はよくなかった」という。その中でスコアを伸ばした理由を「悔いの残らないように、と思ったことで集中できたのかもしれない」と分析。前日と比べ、ショットの曲がりが落ち着いていたことも順位浮上につながった。
 9番で1メートルのバーディーパットを外すなど惜しい場面も多く、「もったいなかった。チャンスを生かせる選手になりたい」と出直しを誓っていた。

◆少し悔しい
 12~14歳の部で3位に入った新垣比菜の話 目標は優勝だったので少し悔しいけど、最終日にアンダーで回り順位を上げられたのはよかった。ショットを修正して、今週末のカヌチャカップでは優勝したい。