好評「馬の学校」 小中生対象 触れ合い感性育む


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馬の世話をする子どもたち=17日、村東江前の伊江島ビーチサイドホースパーク

 【伊江】村東江前にある伊江島ビーチサイドホースパークでは、夏休み期間中の3日~24日までの毎週土曜日、村内の小中学生を対象にした「夏休み馬の学校」を開いた。参加者は、馬のたづなを引いて一緒に歩く「ひき馬」を習得。「馬の学校」は夏休み以降も引き続き開かれ、今後は乗馬訓練を行い、琉球競馬ンマハラセーの出場を目指す。

 「馬の学校」は前川保牧場長の指導で、エサあげやフンの片付け、ブラッシングなどで馬と触れ合い、豊かな感情や感性を育てるというもの。
 全日程に参加した山城虹太君(10)は「馬は優しくて攻撃しない。馬と触れると気持ちが落ち着く。馬の気持ちが少しずつ分かってきた」と話した。
 前川牧場長は「馬と接する中で馬の気持ちを考えられるようになってほしい。馬の世話や乗馬を通して自分の頭で考え、行動できる人に育ってほしい」と述べた。
 同村ではかつて裸馬競馬が盛んだった。前川牧場長は、将来は浜で復活させたいと意欲を燃やしている。
 同パークでは一般乗馬体験や初心者でも簡単に馬に乗ってビーチを散歩できるコースも随時受け付けている。問い合わせは(電話)0980(49)2337。http://island.geocities.jp/ieuma11(中川廣江通信員)