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中学陸上の第44回全沖縄ジュニア選手権大会兼ジュニアオリンピック大会県予選第1日は24日、県総合運動公園陸上競技場であり、男子A砲丸投げの花城正太郎(羽地)が14メートル20の大会新記録で優勝を飾った。
女子A100メートル障害の大城有利加(豊見城)は予選で大会記録となる15秒10をマークし、決勝は15秒19で栄冠をつかんだ。各種目の優勝者はジュニアオリンピック(10月25日~27日・日産スタジアム)へ推薦される。
◆止まらぬ急成長/花城
急成長を続ける花城正太郎(羽地)が、5月の選手権に続き、再び大会記録を塗り替える実力を見せつけ、優勝をつかんだ。
砲丸投げを本格的に始めたのはことしの4月からだが、わずか1カ月後の選手権で大会記録の13メートル10を出して優勝。8月初旬の強化合宿を終えてからは、自身が目標としていた14メートルも越えられるようになり、記録は右肩上がりに伸びた。8月中旬の全国中学体育大会の練習では、県記録を上回る14メートル60を成功させ、周囲の期待は高まった。しかし本番は、初めての大舞台に「雰囲気に圧倒されてしまった」と、悔しい予選落ちを喫した。
県新記録を目指して挑んだ今大会は、前半で大会新の13メートル69をクリア。5投目で14メートル20を成功させ県中学記録にあと4センチと迫ったものの、ラスト1投は「意識し過ぎてしまった」と踏み切りラインを越えてしまい、あと一歩のところでファウルとなった。
それでも2位に3メートル以上の差を付けた。「距離が伸びるのが楽しくてしょうがない」と目を輝かせる花城は「次の全国大会では、もっと遠くに投げて県記録を出したい」とさらなる飛躍を誓った。(仲本文子)