「俳句甲子園」で浦添高3位、個人賞には首里・田島さん


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 高校生が俳句の腕前と鑑賞力を競う第16回「俳句甲子園」の決勝が25日、松山市で開かれ、開成高A(東京)が洛南高B(京都)を破り、7回目の優勝を飾った。

県内からは敗者復活戦を勝ち上がった浦添高校と、松山東高校Bが3位を獲得した。首里高校3年の田島志保理さんの句が個人賞の入選に入った。
 決勝は1チーム5人で、「紙」を兼題に1人ずつ句を披露し、批評しあった。 個人最優秀賞には、広島県立広島高2年青本柚紀さん(16)の「夕焼や千年後には鳥の国」が選ばれた。
 浦添高校2年で文芸部長の浜崎伶奈さん(16)は敗者復活戦の33チームから準決勝に勝ち上がったことを振り返り、「あこがれの高校と対戦でき、周囲の人の協力にも感謝している」と話した。
 思い入れの深い句として、敗者復活戦の際の「蓑虫(みのむし)や/爆音といふ/子守唄」(2年安仁屋利緒菜さん)、準決勝の自作「大きさの/合わぬ指切り/春の暮」を挙げた。優れた討議や感想を残した生徒に贈られる審査員特別賞を3年生の西原裕希さんが受賞した。
 また、首里高校3年の田島志保理さんの句「裏庭の/団栗(どんぐり)の木と/同い年」が個人賞の入選に入った。

※注:浜崎伶奈さんの「崎」は、「大」が「立」の下の横棒なし
(共同通信)