労務単価改善を ダンプ100台デモで訴え


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過積載根絶や労務単価改善を求めてデモに出発するダンプカー=25日、名護市の名護漁港

 【名護】県内のダンプカー運転手らでつくる全日本建設交運一般労働組合(建交労)沖縄ダンプ協議会(東江勇議長)は25日、過積載根絶や労務単価の改善を求めて、名護市から読谷村までダンプカーで走るデモを実施した。

出発地の名護漁港で集会があり、約100台が結集。単価改善を求めるアピールを決議し、参加者は「ガンバロー」と拳を突き上げデモに出発した。
 県内では、生コン業者から資材を運搬するダンプカー運転手に支払われる労務単価が復帰後からほとんど上がっていない。さらに燃料費や部品代などが高騰し、最大積載量を超えて荷物を積む過積載を余儀なくされる構造的な問題が背景にあるという。
 集会で東江議長は「重大事故を引き起こす危険性がある過積載問題は業界全体の問題だ。定量積みで安全、安心な運転ができる環境をつくるため、最後まで頑張ろう」と訴えた。同協議会は26日、陳情書を県議会に提出する。