「原爆の悲惨さ学んだ」 長崎訪問を沖縄市長に報告


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
原爆被害を知り、平和への思いや実践について話した平和大使ら=22日、沖縄市役所

 【沖縄】2013年度沖縄市平和大使として長崎を訪問した中学生や社会人16人が22日、沖縄市役所を訪れ、東門美津子市長に長崎の原爆被害やその恐ろしさ、平和への思いを語った。

東門市長は「体験を今後の生活や活動に役立ててほしい」と期待した。
 平和大使は8日から4日間、長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典や青少年ピースフォーラムに参加し、平和について議論した。恵の丘長崎原爆ホームに入所している被爆者から、原爆投下当時の状況や思いを直接聞いた。
 仲真明花音さん=安慶田中2年=は「原爆と(沖縄の)地上戦はたくさんの人が亡くなった点で一緒。長崎で学んだことを友だちや家族に話していきたい」と語った。
 東門市長は「過去を勉強することは大事。そして現状はどうだろうと考えることからしか未来は見えない」と語り掛けた。