【中国時報】花蓮県、公立幼稚園を無料化


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 台湾の花蓮県知事は17日、公立幼稚園の学費と雑費を来年9月から、全て無料にすると発表した。

対象は同県に籍を置く2~6歳の幼児。この措置により園児1人当たり年間約10万円の負担軽減となる。
 この措置は台湾中部の市や県全般に見られる人口の流失に対する対応策として打ち出された。花蓮県では8年間で人口が35万8千人から33万7千人へと大幅に減少している。
 現在、花蓮にある公立幼稚園にかかる費用は入園費の約1万5千元(約5万円)だけ。しかし競争は激しく、抽選にもれると7万円前後の入園費がかかる私立の幼稚園に入園させざるを得ず、約1万6千円の月謝が家計の大きな負担になっている。公立幼稚園の収容定員増も今後の課題として注目されている。