批評サイトで四つ星 エディンバラ芸術祭


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 英国スコットランドのエディンバラで開催されている世界最大級の舞台芸術祭「エディンバラ・フェスティバル・フリンジ」に、県内から参加した作品「FURUSATO」(安田辰也演出)が20日、同芸術祭の批評などを行うサイト「ブロードウェイ・ベビー」で、2番目に評価の高い四つ星を獲得した。

同じく県内から参加した組踊「執心鐘入」も25日、同様のサイト「スリーウィークス」で四つ星を取った。
 両作品は県の沖縄芸能活用プロモーション事業で参加。「FURUSATO」は14~20日、「執心鐘入」は21~26日に上演された。
 「FURUSATO」は歌や空手、エイサーなどを組み合わせたノンバーバル作品。漁村を舞台に台風と復興、船出を描く。出演は與那覇徹、与那覇歩、真境名由佳子、佐渡山也子、宮城小寿江、仲本雄一、長嶺朝一郎、新崎出、川満雄大、内間紗希乃。
 「ブロードウェイ―」では、船を修理するハンマーをパーカッションのように鳴らす「音遊び」、エネルギッシュな太鼓などが評価された。安田は「評価を気にして飾るより、沖縄の文化の力を信じて(演者が)団結することが大事だと感じた」と話した。
 「執心―」の出演は阿嘉修、新垣悟、花城英樹、与那国太介、横目大通、横目大哉、上原信次、新城唯子、比嘉大志、嘉数愛美、山里しずか。「スリー―」では「俳優の美しい動作、伝統楽器による生演奏が素晴らしい」と評価された。

踊りや空手、エイサーなどを組み合わせた作品「FURUSATO」=20日、英国スコットランドのエディンバラ(三菱UFJリサーチ&コンサルティング提供)
宣伝のため街頭でパフォーマンスする「執心鐘入」の出演者たち=21日、エディンバラ(同社提供)