UH60、嘉手納に6機 海軍EP3が緊急着陸


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 【嘉手納】在韓米陸軍所属のUH60ヘリ(ブラックホーク)6機が29日、米空軍嘉手納基地に一時駐機のため飛来した。

9月24日まで、在沖米海兵隊と共に県内で共同訓練をする。同ヘリの改良型が宜野座村に墜落したHH60救難ヘリ(ペイブホーク)。
 同日午後1時15分ごろには米海軍のEP3電子偵察機1機が、四つあるエンジンのうち一つが止まった状態で同基地に緊急着陸した。
 12日に嘉手納基地に緊急着陸した後、駐機したままになっていた普天間飛行場所属のCH53ヘリは29日午後2時25分ごろ、17日ぶりに同飛行場に帰還した。
 救難ヘリ6機は29日午前11時19分ごろ、県道74号側から列をつくって次々と嘉手納基地に着陸した。
 海兵隊は共同訓練の目的を「陸軍と海兵隊の危機対応能力を高め、統合相互運用能力を高めるため」としている。
 通知によると、訓練場所はキャンプ・シュワブとハンセンにまたがる中部訓練場や渡名喜村の出砂島射爆撃場。詳しい内容は公表していないが、つり下げ訓練は実施しないという。
 米海兵隊は28日、沖縄防衛局を通して嘉手納町、うるま市、渡名喜村など関係自治体に通知した。
 UH60をめぐっては、2011年2月、米陸軍キャンプ座間所属とみられる2機が、うるま市ホワイトビーチ沖を事前通告なしに低空で旋回飛行しているのが確認されている。