体を張って渡嘉敷PR 村職員、格闘技デビュー


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渡嘉敷村のPR用ハッピを着て格闘技デビューした當山清哉さん=8月28日、渡嘉敷島

 【渡嘉敷】渡嘉敷村商工観光課職員の當山清哉さん(35)は、8月25日に那覇市松山の「ナムラホール」で開かれた総合格闘技イベント(LOKED ON GATE主催)に渡嘉敷村で初の格闘技選手「鬼山羊」(ヒージャー☆デービル)としてリングデビュー、約千人の観客を前に健闘した。

結果はハンディー差で惜敗したが、「渡嘉敷島魂」を披露して「ベストバウンド賞」を受賞。島の観光PRも兼ねるなど、体を張った活躍に島で話題となっている。
 當山さんは「格闘技世界チャンピオンの友人から刺激を受けた。年齢に関係なくできるので、仕事の合間に猛練習し、13キロも減量して挑戦した。島のPRが目的なので次回は勝利したい」と意気込みを話した。
 また「島にはボクシング場もあり、格闘技のトレーニング場所に最適なので、多くの格闘技団体を島にキャンプ誘致していきたい」と抱負を語った。同じく8月25日にプロデビューしたロンドンオリンピックボクシング男子ミドル級金メダリストの村田諒太(現日本ミドル級1位)も、東洋大時代にオリンピックを目指して渡嘉敷でキャンプしたという。
 この格闘技イベントのオープニングアクトとして渡嘉敷村の「慶良間太鼓同志会」の新垣徹会長、新垣聡さん兄弟が太鼓を披露して盛り上げた。
(米田英明通信員)
英文へ→Tokashiki Village office worker debuts as mixed martial arts fighter