【中国時報】有名校も定員割れ 新北市、少子化の影響深刻


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 新北市教育局の統計によると、ことしの台湾北部地域の高校入学者数は8千人の大幅減少だった。

これまで私立高校や山間部の公立高校の定員割れが問題視されてきたが、ことしは有名私立高校にも定員割れが発生。少子化の波が高校にまで波及し始めたことが分かった。
 学校関係者によると、新北市全体の高校在学者数は現在、定員を1万430人下回っており、一部の高校では定員の半分にも満たない状況だ。政府の入試改革に対する学校側の対応が遅れていることも一因とみられている。
 新北市は毎年4万人が中学校を卒業しているのに対し、高校の募集定員は2万人と少ない。同市教育局は、定員割れは学校側の責任であり、それぞれの特徴を打ち出すなど学校経営の改革が求められるとしている。