【中国時報】学生バイトが有機野菜栽培 新北市、農業離れ対策


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 新北(しんほく)市の農業局はことし、私有農地の耕作のためアルバイトとして大学生6人を募集したところ、20人以上が応募してきた。急きょ定員を10人に増やして対応した。

市では大学生の農業への関心の高まりに手応えを感じている。
 同局は市内各地に計100ヘクタール以上の農地を所有し、有機野菜を栽培。1日千元(約3千円)という高給で大学生アルバイトを雇用し、若者の農業離れの対策としている。参加した学生は文学部や商学部など多彩。中には興味を持ち、卒業後農業に従事したいという学生も出てきている。
 市の担当者によると、有機野菜は現在、通常の3、4倍と高価なため、普及しているとは言い難い。市は有機野菜の普及のため、若者の農業への参入を求めている。来年は募集を20人に増やす予定だ。