【中国時報】植民地時の浴場 創設100年で催し


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 日本の植民地時代、温泉地・北投(べいとう)に建設された東南アジア最大の公共浴場がことし、創設100年を迎えた。

台北市は市民劇場や展示会など、さまざまなイベントを企画。今も同地に生きる「流し」など温泉地独特の文化をアピールしている。
 客席として開放された大小の浴槽では、歓談や映画鑑賞も可能。週末には地元の高校とのコラボによる市民劇場の野外公演、24、25日には浴場を舞台に見立てた舞踏公演が行われた。畳敷きの大広間では、有名建築家の講座も開催される。いずれも参加は無料。
 同浴場はレンガ造り2階建て。戦前は公共浴場として使用され、戦後国民党に接収されてからは温泉プールなどが増設された。現在は浴場としては使用されておらず、温泉博物館として公開されている。