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台湾の東の海上で発生した熱帯低気圧は発達し2日午前3時、台風17号になった。台風は午後9時現在、本島地方を風速15メートル以上の強風域に巻き込みながら久米島の北約160キロにあり、時速約15キロで北東に進んでいる。
中心気圧は992ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートル。中心から半径190キロ以内が強風域となっている。暴風域は伴っていない。
台風はゆっくりと発達しながら北上する見込み。本島地方は3日夜まで強風域内が続くとみられる。
台風は3日午前9時ごろには、ほぼ勢力を保ったまま久米島の北約260キロを中心とする半径90キロの予報円内に達する見込み。
台風の影響で2日、海の便は沖縄本島や先島で少なくとも38便が欠航した。空の便は大きな乱れはなかった。3日は海だけでなく、空の久米島発着便にも影響が出る可能性もある。気象台は強風や波浪、雷の各注意報を出し、警戒を促している。