沖縄地方6~8月は記録的高温少雨、高気圧張り出しで


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※◎は平均値の最高値とタイ記録を表す

 沖縄気象台は2日、沖縄地方の夏(6―8月)の気温が全域で高温となり、沖縄本島地方や大東島地方を中心に少雨だったと発表した。要因は太平洋高気圧の西の張り出しが強かったとしている。

 3カ月の平均気温で記録を更新した地点は、久米島が29・0度で平年を0・9度、名護は28・8度で平年を0・8度、それぞれ上回った。両地域ともに1991年の最高値とタイ記録だった。5地点の平均値で示す沖縄地方全体の気温は平年より0・7度高く、過去3番目の高い値だった。
 3カ月の降水量では、久米島が98・0ミリで平年比の17%、南大東島が128・0ミリで平年比の28%、名護が293・0ミリで平年比の46%と、いずれも少雨の記録を更新した。沖縄地方全体は平年比の74%だった。
 沖縄気象台は、9月は平年と同様に太平洋高気圧に覆われて晴れの日が多い見通しで、気温は平年並みか高く、降水量は平年並みと予想している。