開店祝いに23キロカマジィー


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 石垣島は大型魚の宝庫だが、大型のロウニンアジを「カマジィー」と呼んで、釣り人の間でも特に人気の対象魚となっている。石垣島在住の新城至さんは9月にオープンする友人の居酒屋に飾る魚拓をとるために、8月31日の最終便で黒島へ渡った。

 ポイントは西の浜の通称ガメラ岩。午後6時30分から島タコの足を餌に、2本の仕掛けを投入してアタリを待った。午後7時にラインを引き出すほどの強いアタリがあったが、針掛かりせずすっぽ抜け。午後8時30分、もう1本の竿がいきなり大きく曲がった。急いで竿を手に持つと、ものすごい重量感。針に掛かった魚は海岸沿いを左側へと走る。リールからものすごい勢いでラインが40メートルも引き出されて最初の引きが止まった。

 大物との経験が豊富な新城さんは、ここが勝負とばかりに、魚の顔を自分のところへ向けると、リールをゴリ巻きして強引に寄せる。10分ほどして足元に寄せたのは23キロのカマジィー。黒島に住む友人に電話して無事に取り込み終了。開店祝いに贈る魚拓用の魚を釣ったので、その後は黒島の友人と釣り談義に花を咲かせた。9月には真新しい魚拓を飾った居酒屋が石垣島にオープンする。(おきなわ釣王国社・仲栄真修)

8月31日、八重山諸島黒島の西の浜で23キロのカマジィーを釣った新城至さん(フィードマン)
8月25日、浜比嘉島で61センチ・3.41キロ、60.5センチ・3キロほかのタマンを釣った(前の左から)比嘉さん、伊禮さん、山城さん(後ろの左から)中村さん、狩俣さん(チーム笛吹隊)
8月25日、金武海岸で70センチ・4.6キロのタマンを釣った田仲康将さん
8月29日、泡瀬海岸で52センチ・2.1キロのミーバイを釣った知念祥広さん
8月27日、キャンプ・シュワブで41.8センチ・1.29キロの石垣ダイ、49.1センチ・1.64キロのアカジンほかタマンを釣ったアルタイさん、サエコさん、エンダーさん、カナンさん、セライさん
8月24日、糸満漁港で48センチ・2キロのチヌを釣った伊波盛崇さん
8月24日、喜屋武で72センチ・5.7キロのミーバイを釣った新垣豊さん
8月24日、本部海岸で500グラムのクブシミを釣った玉城豪さん
8月31日、与那原海岸で55センチのコチを釣った松原康太さん
8月24日、テラピアをエサに糸満市潮崎海岸で95センチ・10キロのロウニンアジを釣った照喜名祥太さん