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うみそらトンネルにつながる那覇西道路の工事に使われた仮桟橋などの鉄製支柱(鋼管)が引き抜かれずに切断されていた問題で、波の上ビーチ沖の海底に埋められた支柱が少なくとも217本に上ることが4日、工事を発注した沖縄総合事務局南部国道事務所への取材で分かった。
支柱を切断し、コンクリートでふたをする追加工事のため、9600万円が支出されたことも分かった。支柱の深さは海底面から約20メートルが214本、約40メートルが3本だった。
追加工事費が無駄な支出だったのではないかとの質問に対し、同事務所の崎間斉副所長は「分からない」と明言を避けた。当初計画では支柱を引き抜く予定だった。計画変更の理由について、崎間副所長は「上に橋梁(きょうりょう)があるので抜けないと判断した」と答えた。
これに対し、工事関係者は「橋梁ができることは最初から分かっていたはずだ。当初の工事計画がずさんだったと言わざるを得ない」と指摘した。