体操が縁 友の輪に 公園で健康づくり


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公園での健康体操で、友達の輪を広げているグループのメンバー=与那原町与那古浜公園

 【与那原】澄み切った空気と日の出を全身に浴びながら健康づくりをしようと、与那原町の与那古浜公園でジョギングした後、健康体操で体をほぐし交流を深め合うグループが話題になっている。

南城市内で健康づくりのためのサークル活動を進めている結の会会長の国吉初子さん(64)が4年前一人で始めたのがきっかけ。今では20人ほどが集まり、友達の輪を広げている。
 国吉さんが、「島人の宝」や「あなたとともに」など親しみのある曲を健康体操にアレンジして流したところ、周りでウオーキングなどをしていた人たちが「私もやりたい」と次々訪れた。
 同じ大里出身の宮城貞子さんをはじめ、南風原町から通う眞境名春海さん、南城市知念の親川孝雄さんと園子さん夫妻、宜野湾市や西原町から女性2人も仲間入りした。
 地元の真謝守雄さんは三線仲間と同好会をつくって健康体操を続ける。
 東京から移り住んで50年になるという山本清二さん、朝子さん夫妻や、千葉県から来た岩名地ゆ里子さんら県外出身の人たちも「異郷で話し合える仲間ができて毎日が楽しい」と話し、笑顔を見せる。
 比嘉繁政さん、孝子さん夫妻が趣味にしている折り紙は今ではグループ内で折り紙を活用した福祉ボランティア活動にまで輪を広げている。
 健康体操後は、公園中央にある東屋の周りに集まり、準備してきた温かいコーヒーを飲みながら和やかに情報交換している。まだまだ仲間が増えそうだ。(知花幸栄通信員)