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【沖縄】沖縄市内の授産施設や作業所で働く知的障がい者でつくる「きら星エイサー隊」(照屋達也実行委員長)が、28日に開幕する第68回国民体育大会(スポーツ祭東京2013)の総合開会式で演舞する。
出演する隊員17人は本番に向けて練習に熱を入れている。
保護者や支援員を含む総勢30人の派遣費用が課題となっている。エイサー隊事務局は「エイサーのまち沖縄市から出演できるのは誇りだ」と話し、財政的な援助を呼び掛けている。8月30日の全島エイサーまつりの開会式典で演舞したエイサー隊に対し、沖縄市から42万8711円の寄付があった。
エイサー隊は芸術・文化活動を通した社会参加と生きがいづくりを目的に2004年に結成した。現在の会員数は72人で、園田青年会の指導を受け演舞の技を磨いてきた。全島エイサーまつりに9回出演している。
東京都町田市のエイサー団体・町田遊星エイサー隊との交流が縁となり、国体開会式での演舞が4月に決まった。当日は約300人の演舞者に加わって踊る。エイサー隊は曲の練習に励みながら、派遣費用造成(目標額260万円)への支援を呼び掛けている。
きら星エイサー隊事務局長の桑江澄子さんは「大舞台で踊ることが決まり、大きな励みになっている。目標額には届いていないものの支援も広がってきた」と話す。派遣費用造成に関する問い合わせは事務局(電話)098(939)2913。