経済

物流センター1月着工、15年度始動 県、国際拠点形成へ

 県は2014年1月にも、那覇市の国際物流拠点産業集積地域那覇地区に整備を計画する総合物流センター(ロジスティクスセンター)の建設に着手する。5階建ての延べ床面積は約2万6千平方メートルで15年2月の完成を予定。

アジアへの宅急便事業を手掛ける物流大手のヤマトホールディングス(HD)が入居する同地区内の施設の約9倍の規模となる。物流関連企業の誘致を図り、那覇空港を拠点(ハブ)とした全日本空輸(ANA)の航空貨物事業を活用し、国際物流拠点の形成を目指す。
 建設工事費は約43億円。らせん行路を設置し、コンテナや搬送車両が直接各階に乗り入れられるようにする。屋上は100台収容可能な駐車場を整備する計画で、利用開始は15年度を見込んでいる。
 同地区には現在、1~3号棟の施設があり、総合物流センターは4号棟として稼働する。ヤマトHDの子会社ヤマト運輸が3号棟に入居し、ANAのハブ事業を活用してアジアへの宅急便事業を展開する。8月からは新たにパーツ(部品)センターの運用を始め、大手電機メーカー東芝子会社の東芝自動機器システムサービスが入居し、アジアや欧米向け部品の倉庫として試験運用している。さらに年内に新たな企業が入居する見通しという。
 県は今後、ANAやヤマトと連携を図りながら、電子機器類のパーツセンターやリペア(修理)センター、アジア向けイーコマース(電子商取引)製品の在庫管理センターなどの誘致に取り組む。
 県の担当者は「提供できる場所以上に企業からの引き合いがある。引き続き企業誘致を図り、国際物流機能を高め、臨空臨海型産業の育成につなげていきたい」と話した。(謝花史哲)
英文へ→Okinawa to build logistics center in Naha


総合物流センター(ロジスティクスセンター)のイメージ図