11月に沖縄フェア イオンマレーシアが初


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県内メーカーから商品の説明を受けるマレーシアの現地バイヤー(右側)=6日、沖縄産業支援センター

 イオンマレーシアは11月、「沖縄の物産と観光フェア」をマレーシアで初めて開催する。沖縄の農林水産物や加工食品、飲料などを販売するほか、伝統芸能の紹介や観光情報も発信する。フェアの開催に向けて6日、沖縄産業支援センターで商談会を開き、県内食品製造メーカーなど11社が参加した。

 フェアは、東南アジア諸国連合(ASEAN)地域では初の開催。健康ブームが沸騰する地で富裕層の取り込みを狙う。商談会には、物産展に出展を希望する36社のうち実演・試食販売をする予定の11社が参加し、自社商品を売り込んだ。マレーシアから来県したバイヤーからは「商品に常温保存の旨が記載されているが、温度帯は何度を想定しているのか」など食品の保存方法や輸送手段などについて質問が相次いだ。
 物産展は11月6~11日、旗艦店のイオンマレーシアバンダーウタマ店など3店舗で開催を予定している。県とイオンが2011年に締結した包括的連携協定に基づき、イオンマレーシアが県、県物産公社、観光コンベンションビューローと共に、イオン琉球の協力を受けて開く。