【沖縄】NPO法人「SADAKO LEGACY」(東京都)の佐々木雅弘理事長は7日、広島市の平和記念公園にある「原爆の子の像」のモデルとなった佐々木禎子さんが生前に折った千羽鶴「サダコ鶴」の1羽を、沖縄市へ寄贈した。国内での寄贈は初めて。沖縄市から恒久平和を願う心を発信する。
この日に沖縄市民会館で開かれた「沖縄市民平和の日」制定20周年の記念事業で贈呈式が行われ、市内の中学生ら約1900人の市民が集まり歓迎した。
禎子さんは2歳のころ、1945年8月6日に広島へ投下された原爆で被爆。12歳で白血病を発症して短い生涯を閉じた。禎子さんは病気の回復を祈り、闘病中に千羽以上の折り鶴を折った。その姿は「サダコと千羽鶴」の物語として世界中で語られている。
今回寄贈されたサダコ鶴は大人の小指ほどの大きさしかない。小さい鶴を折れば、より願いがかなうと信じて折り続けた。
サダコ鶴は9月中旬ごろから、市役所の1階ロビーで常設展示する予定。
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