【中国時報】救急車乱用の罰則強化 「タクシー代わり」など防止


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 桃園(とうえん)県消防局は昨年5月から、救急車をタクシー代わりに利用するなどの乱用を防止するため、厳重注意や違反利用の有料化を行ってきたが、顕著な効果が認められたため、ことし9月からさらなる罰則強化を決めた。

 これまで同局は、悪質な違反利用を繰り返す人に対しては、厳重注意もしくは600元(約2千円)の救急車使用料の徴収を行っていたが、今後は注意勧告なく1400元(約4700円)の罰金を科することになる。
 昨年の制度施行まで、救急車の出動件数が毎年8~10%増えていた。救急車をタクシー代わりに使う要注意人物は42人。昨年の有料化後は、うち29人が通報しなくなり、他の4人も回数が大幅に減った。同県の顕著な改善状況に倣い、台北、高雄、新竹も同制度を開始する。