2040年に全国一復活へ 県の健康長寿推進本部が発足


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 県は9日、健康づくりに関する施策を総合的に推進する「健康長寿おきなわ復活推進本部」(本部長・仲井真弘多知事)を発足させた。県庁内の部局を横断した組織で、福祉保健、企画、知事公室、商工労働、農水などの9部と教育庁で構成。日本一の長寿県を取り戻すことを目指し、2040年に平均寿命の都道府県順位を男女とも1位とする長期的な目標を設定した。

 既存事業での各部の連携を模索するほか、共同で実施できる新規事業も検討する。同日、県庁で開かれた本部会議の初会合で仲井真知事は「各部が担当者という気概を持ち、長寿県復活に取り組みたい」と語った。
 推進本部は今後、道路や公園などでの歩道整備や公共交通の利用拡大、県産食材活用の促進、食生活改善推進員の活動支援など、各分野にまたがる施策について協議する。【琉球新報電子版】