外国通貨勧誘で詐欺 県警が注意喚起


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 那覇署は10日、国内でほとんど流通していないアフガニスタン通貨を購入すればもうかると持ち掛けられた70代の男性=那覇市=が現金約3370万円をだまし取られる被害に遭ったと発表した。県警が詐欺事件として捜査を始めた。

 県警によると、2011年12月に県外の業者が男性の自宅に投資を勧誘するパンフレットを送付し、電話で「アフガニスタンはこれから発展が期待される国だ。アフガニスタン紙幣を購入すれば、後で高く売れる」などと話を持ち掛けた。
 男性は12年2月までに、十数回にわたり計約3370万円を業者が指定する県外金融機関の口座に入金した。その後、業者との連絡が取れなくなったことから、男性が那覇署に相談し事件が発覚した。
 アフガニスタン通貨購入絡みの詐欺はほかにも県内で12年に2件発生、合計で約5500万円がだまし取られている。