オスプレイ「墜落してばかり」 “事故機”前で米兵笑顔


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 【米ワシントン=島袋良太本紙特派員】米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイについて、アフガニスタンで発生した墜落事故とされる機体の前で海兵隊員が笑顔で写っている写真がインターネット上で公開され、閲覧が集中している。

 投稿者は「アフガニスタンでのある恐ろしい一日」と題し、8日に公開した。手に栄養ドリンクを持ち、口にたばこをくわえた海兵隊員の背後に、小さな丘に横たわった事故機とみられるオスプレイが写っている。投稿者は自身を「事故機の乗員」と紹介しているが、事故の日時は明らかにしていない。
 一方、投稿者は沖縄でのオスプレイ配備反対運動について問われ、「彼らの反対には同意できる。この機体は墜落してばかりだ。日本は土地が狭い。自分の家に落ちてほしいとは誰も思わないだろう」と機体の安全性を疑問視する回答も載せた。
 この写真を取り上げたニュースサイトでは、隊員が笑顔であることから「7千万ドル(約70億円)の航空機事故でジョークとは」と批判するコメントも投稿された。一方、「通常のオスプレイに見えるけど。墜落している様子がね」と皮肉るコメントもあった。