那覇市、認可園定員500人増 待機児童解消を加速


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 待機児童の解消が課題となっている那覇市は「待機児童解消加速化計画」として、2014年度までに認可保育園の定員を新たに約500人増やす方針を固めた。また保育士処遇改善に向け、1人当たり月額約7千円を支給することも決めた。

11日に始まった市議会で、翁長雄志市長が奥間亮(自民新風会)、大城幼子(公明)両議員の質問に答えた。
 市こども政策課によると、国の緊急プロジェクトに市が参加することで(1)保育所整備(2)保育士確保(3)小規模保育事業(4)認可外保育施設支援(5)企業内保育施設への支援―を受けられる。分園、園舎建て替えなどで13年度に約230人、14年度は約250人の定員増を予定している。
 また、保育士の処遇改善策として、13年4月までさかのぼって、保育士1人当たり月約7千円を各園に支給する。
 那覇市は4月1日時点で439人の待機児童、9月1日時点で844人の(転園希望などを含む)入所待ち児童がいる。