石川精徳さん死去 空手普及に尽力


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 県指定無形文化財「沖縄の空手・古武術」保持者の石川精徳(いしかわ・せいとく)氏が10日午後8時36分、心筋梗塞のため那覇市の病院で死去した。88歳。

那覇市首里鳥堀町出身。告別式は14日午後2時から3時、那覇市松山1の9の1の大典寺で。喪主は妻トヨさん。
 石川氏は空手(首里手)の研鑽(けんさん)を重ね、技法の普及継承に努めた。県空手道連盟会長や沖縄小林流空手道協会長を歴任。1997年に黄綬褒章、2003年に琉球新報社の沖縄空手道古武道功労賞。13年5月、県指定無形文化財保持者に認定された。タクシーの丸星交通の創業者で現会長。