県内100歳以上高齢者 昨年より42人増えて923人に


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 県福祉保健部は13日、県内の100歳以上の高齢者数や長者番付などを発表した。100歳以上の高齢者は15日時点で923人となり、前年に比べ42人増えた。1972年の統計開始以降、2009年(928人)に次いで過去2番目の多さだった。

 人口10万人当たりの100歳以上の人数は65・51人で全国8位だった。昨年の5位から順位を下げた。都道府県別では島根が82・46人と最多で、2位が高知78・59人、3位が山口71・70となった。いずれも高齢化率の高い地域だった。
 厚生労働省によると、全国の100歳以上の高齢者は昨年より3021人増え、過去最多の5万4397人に上っている。
 県内の100歳以上の内訳は男性111人、女性812人で、女性が8割以上を占めた。最高齢は111歳で依光年惠さん=石垣市、大城キヨさん=今帰仁村、非公表の女性の3人だった。県高齢者福祉介護課は全国順位の後退に「沖縄は出生数が日本一で、人口が増え続けている。他府県に比べ若年層が多いことが要因の一つではないか」と話している。
 国内最高齢は、女性が大阪市東住吉区の大川ミサヲさん。115歳で、ギネス・ワールド・レコーズ(英国)からことし8月に男女を通じて世界最高齢に認定された。男性はさいたま市中央区の百井盛さんで、110歳だった。