那覇―石垣にピーチ 離島初、搭乗率8割超


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
那覇―石垣線に就航したピーチ・アビエーションに搭乗する乗客らとハイタッチする井上慎一CEOとスタッフら=13日、那覇空港

 関西空港を拠点とする格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーション(大阪、井上慎一最高経営責任者=CEO)は13日、那覇―石垣線を就航した。ピーチの県内離島への就航は初めて。片道運賃は3290円から1万4790円(税込み)。12月19日まで、特別価格2990円から販売する。

 初日の搭乗率は石垣発が89・4%、那覇発が81・6%だった。当面は1日1往復で、今後の需要に応じて増便も検討する。
 那覇空港から石垣行きの初便に搭乗した那覇市の新井崇史さん(40)は「今まで片道3万円する時もあった。今回は3千円と非常に安かったので、家族全員で石垣に行く。とてもありがたい」と喜んだ。
 那覇空港LCCターミナルで会見した井上CEOは「県内の皆さんには交通の足として活用していただき、観光客には新しい観光地を楽しんでほしい」とPRした。
 一方、20日に那覇―台北線が就航することに触れ「アジアに近い沖縄を関西空港に次ぐ第二の拠点として位置付ける」と強調。今後の海外路線の展開について「4時間圏内の主要空港は全部狙っていきたい」と意気込みを語った。