はごろも小、来春開校 大山、大謝名小の過密解消


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建設工事が進むはごろも小学校・幼稚園=宜野湾市大山

 【宜野湾】宜野湾市立大山小学校の過密化に対応するため分離新設される市立はごろも小学校・幼稚園が2014年4月、開校・開園する。市教育委員会(玉城勝秀教育長)や開校準備委員会は、9月から保護者説明会や市民からの公募による校歌・校章の制定作業を始めており、長年の懸案解消に向け準備を加速させている。

 大山小学校は1946年開校。児童数は70年代後半に千人を超え、現在まで「県内屈指の人口過密校」(玉城教育長)となっている。市教委は2009年度に学校の分離新設に関する基本計画を策定し、用地取得を経て12年度から建設工事を開始した。周辺道路の整備事業も並行して進んでいる。
 計画では、現在の大山小、大謝名小の通学区を再編し、大山・真志喜・宇地泊の3自治会にまたがる地域に、はごろも小の通学区を設定する。
 分離後の学校規模は、はごろも小が19クラス659人、大山小が18クラス590人、大謝名小が18クラス589人とほぼ平準化され、学級数文部科学省基準の適正規模(12~24クラス)の範囲に収まる。
 4、5日にあった1回目の保護者説明会では、はごろも小に通うことになる両校の保護者から、通学区や災害時の対応、通学路の整備状況、大山小で導入している制服に関することなど幅広い質問や意見が寄せられた。玉城教育長は「重ねて説明会の場を設け、しっかり調整していく」と語った。