【本部】本部町の伊豆味果樹生産組合(上原幸安組合長)は11日、伊豆味小中学校(長田肇校長)で、新開発したカーブチー飲料の発表会を開いた。同小中の児童生徒から飲料の商品名とラベルのデザインを募集し、同中1年の下地舞依さん(13)が考えた「わったー自慢のかーぶちードリンク」が最優秀賞となりその名が付けられた。
若い人にも農業やカーブチーに興味を持ってもらうことや、地域活性化、消費拡大を目指して開発。沖縄アロエ(名護市、湧川英男社長)が製造で協力した。伊豆味産のカーブチーをふんだんに使い、果汁20%で爽やかな甘さが特徴だ。
命名、デザイン募集では小2の宮川怜来さん(7)、中2の伊野波里緒奈さん(13)も優秀賞に選ばれた。全児童生徒が見守る中、湧川社長から副賞が贈られた。下地さんは「カーブチーは伊豆味の自慢だからこの名前を付けた」と笑顔で語った。上原組合長は「カーブチーの飲料を世に出したということを大人になった時に思い出してほしい」と語り掛けた。
カーブチー飲料は180ミリリットル瓶が300円。町内外の土産品店などで販売している。