34組堂々と 「しまくとぅば語やびら」読谷で大会


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住みよい沖縄を守るため「怖どぅさ、恥かさ、大事」を忘れないように呼び掛けた親川考喜さん=14日、読谷村文化センター鳳ホール

 【読谷】18日の「しまくとぅばの日」を前に「第19回しまくとぅば語やびら大会」(県文化協会主催)が14日、読谷村文化センター鳳ホールで開かれた。幼稚園児から大人まで34組49人が地域に伝わる民話や戦争体験、幼いころの思い出などを、それぞれが住む地域の言葉で堂々と発表した。

 明治時代に母が仕立てた着物を身に着けて舞台に上がった比嘉静江さんは、先祖から伝わる黄金言葉を発表した。「うぬ てーしちな ちぬんかい あんまーぬ ぬくむい かんじやびーん(この大切な着物に母のぬくもりを感じます)」と語ると思わず涙があふれた。
 南風原町文化協会推薦の野原徹一さんは「わらびじぶん」と題し、子供のころの思い出を発表し、会場の笑いを誘った。