「へこきまん」に笑顔 作者・浜川さん朗読 こどもの国


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
「へこきまん」に扮して子どもたちに読み聞かせする浜川哲男さん=6日、沖縄市胡屋の沖縄こどもの国

 【沖縄】日本土地建物保全協会会長の浜川哲男さん(65)が6日、沖縄市の沖縄こどもの国チルドレンズセンターで、自作の創作絵本「しあわせをよぶへこきまん3」(文芸社)の読み聞かせをした。赤い衣装をまとった「へこきまん」に扮(ふん)して物語を語る浜川さんに、訪れた子どもたちは喜びの声を上げた。

 読み聞かせの際には常に「子どもたちを笑わせて幸せにしたい」との思いを込めている。この日は市内の保育園児や一般参加者92人を前に、大きな身ぶりを交えながら表情豊かに絵本を読んだ。
 浜川さんは2010年に脳梗塞を発病し、治療しながら絵本を制作してきた。「読み聞かせがリハビリになる。子どもたちの笑顔から力がもらえる」と話した。
 読み聞かせは沖縄こどもの国が主催する「こどもの国のたまてばこ」の一環として開かれた。次回は10月4日にチルドレンズセンターで読み聞かせと人形劇がある。参加は無料。問い合わせは沖縄こどもの国(電話)098(933)4190。