審査要求書を提出 ヘリパッド高江住民の会


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 【東】沖縄防衛局が2011年度に発注した米軍北部訓練場内のヘリパッド移設工事で、支出に不明朗な部分があると指摘している東村高江の「ヘリパッドいらない住民の会」は18日、会計検査院に審査要求書を提出した。

住民の会は「現場で土砂崩れもあり、工法や支出ともずさんな点があることを明らかにしたい」と審査の意義を強調した。
 住民の会が郵送で提出した要求書は、過大支出と指摘した土のう関連工費と人件費以外に(1)当初契約は4カ所のヘリパッド造成だが、最終的に1カ所しか完成していないにもかかわらず最終契約は当初の半額で大幅な減額がない(2)過去の工事で計上されない、または低額な準備費が11年度は4千万円と高額(3)A4版2枚の文書開示に3カ月かかるなど情報公開法の趣旨に反する―などの問題点を指摘している。