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【名護】ことし4月に10期生が入学した国立沖縄工業高等専門学校(伊東繁校長)は21日、名護市民会館で創立10周年記念式典を開いた。学生や教職員、関係者約1100人が出席し、全員で沖縄高専の校歌を斉唱した。最先端技術を持った人材を世界に輩出し続ける沖縄高専の節目を祝った。
伊東校長は式辞で、これまでの教育実績などを挙げ「さらなる発展に向けて教職員一同決意を新たにし、未来の科学技術や地域社会を担う人材の育成、産業界の振興に一層貢献したい」と述べた。仲井真弘多知事や稲嶺進名護市長が祝辞を寄せた。
伊東校長は創立10周年記念事業の一環で「奨学支援基金」を設立したことを説明した。前年度に優秀な成績を修めた学生16人に奨学金を贈った。
式典後は経済同友会教育改革委員長、文部科学省国立大学法人評価委員長などを務める三井住友銀行の北山禎介会長が「未来を創るフロントランナーに」と題し記念講演をした。