モノレール「浦西駅」周辺開発 参入事業者を公募


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第4新駅(仮称:浦西駅)土地区画整理組合事業区域

 【浦添】浦添市(松本哲治市長)は2019年春開業予定の「沖縄都市モノレール第4新駅(仮称・浦西駅)」周辺地域(同市前田、西原の約20・1ヘクタール、地権者208人)を開発する参入事業者を24日から11月末まで公募する。

 同市は、浦西駅周辺土地区画整理組合設立準備会(仮称)と協議しながら、土地利用計画を策定中。モノレール延長部分の開業に向け、14年度中に都市計画を決定する必要があることから、企画提案により、参入事業者の意向・方針・計画の現状調査を実施する。地権者の意見と調整しながら市の土地利用計画に反映させ、都市計画案の策定を進める。
 同地域は、(1)沖縄都市モノレールで那覇空港と第4新駅が直結(2)隣接の沖縄自動車道に幸地インターチェンジ(仮称)新設(3)千台規模のパークアンドライド駐車場の新設(4)新駅拠点のコミュニティーバス導入-の四つの公共交通政策で、全県交通網の拠点(ハブ)、総合交通結節点として期待されている。
 市は、同駅周辺地域に医療機関、学校、交通など公共性の高い中核機能事業者参入の検討を進めており、さらに医療、高齢者施設、スポーツ施設、商業施設、ホテル、住宅など民間事業者を県内外から募る。
 松本市長は「健康都市をコンセプトに、アジアを代表するようなまちづくりへのアイデアを提案してほしい」としている。
 公募説明会が10月4日午後1時半から同市役所で開かれる。公募仕様書は市のホームページで公開。問い合わせは市都市建設部都市計画課(電話)098(876)1234(内線4012)。