石垣島マラソン、台湾から700人派遣 交流振興会が計画


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 沖縄・台湾交流振興会の平田久雄沖縄代表は22日までに、来年1月に行われる石垣島マラソンに台湾から700人規模の市民ランナーや応援団員らを派遣することを明らかにした。マラソンの時期に合わせ、琉球舞踊や空手を通して文化交流も同時に行う予定だ。

沖縄と台湾の民間交流を促進したい狙いがある。平田代表らは10月1日から2日にかけて、石垣市役所に中山義隆市長を訪ね、受け入れ態勢などについて協力を求める。
 平田代表によると、台湾北部の基隆(きいるん)港から台湾籍の高速フェリー「麗娜輪(れいなりん)」を使用し、石垣港まで市民ランナーらを運べるよう、台湾の船会社と調整している。沖縄・台湾交流振興会は台湾と沖縄の民間交流を目的に、2008年から毎年「台湾・沖縄友好ゴルフカップ」を、沖縄と台湾交互に開催しているほか、沖縄と台湾で開催されるマラソン大会に両国のマラソン愛好家らを数十人から100人規模で派遣し、交流を深めている。
 平田代表は「700人規模の市民ランナーの派遣は国内でもほとんど前例がないことだ。大会を成功させ、沖縄と台湾の交流をさらに深めたい」と語った。(佐々木健)
英文へ→Ishigaki Island Marathon to attract 700 runners from Taiwan