興南中に新聞部 初活動は学園祭速報


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速報を手渡す新聞部の部員ら=22日、那覇市古島の興南学園

 日本新聞協会NIE実践指定校の興南中学校(我喜屋優校長)の生徒らは今月、新聞部を発足させ、22日の学園祭で新聞部活動を始めた。琉球新報社の協力を得て、りゅうちゃん号を活用した速報作りに挑戦した。

 新聞部の部員は「ITモラル」「沖縄」「世界」などをテーマに、各学年やクラス単位で取り組んだ企画・展示物を取材し、学園祭最終日の22日、速報約200枚を来場者に配った。全校生徒が一丸となって活動する様子を発信した。
 これに先立ち、部員は新聞部が発足した13日に琉球新報社を訪れ、写真撮影のこつ、記事の書き方などを記者から学んだ。
 部員の呉屋翔真(しょうま)君(14)は「記事を書く取材班、写真班に分けて取り組んだが、連携がうまくいかず、手間取った面もあった。完成した速報を見た時は感動した」と振り返った。
 新聞部顧問の石川美穂教諭は「初挑戦でうまくいかない部分もあったが、作り手の立場に立って初めて『人に伝える』という視点の大切さを学んだはずだ」と話した。