75キロ級・仲村連覇 都道府県対抗女子重量挙げ


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 第3回全国都道府県対抗女子重量挙げ選手権大会最終日は22日、石川県のいしかわ総合スポーツセンターで行われ、75キロ級の仲村理奈(豊見城高―金沢学院大―同職員)がスナッチ85キロ、ジャーク108キロ、トータル193キロで2連覇した。

同階級の阿部美月(豊見城高―金沢学院大)は準優勝だった。75キロ超級の七戸美空(同)は4位、69キロ級の小禄亜耶乃(沖縄工高―金沢学院大)は6位で、沖縄は総合得点102点で5位だった。

◆14キロ差の圧勝も「納得いかない」 2連覇の仲村
 2位の阿部にトータル14キロ差をつけて圧倒し、2連覇を果たした75キロ級の仲村理奈(豊見城高校―金沢学院大―同職員)だったが、スナッチ、ジャークともに自己ベストを大きく下回り「納得いかない」とつぶやいた。4月から金沢学院大の職員として働き始め「環境が一変した」。週5日のトレーニングでもモチベーションが上がらず、記録も伸び悩んだ。
 スナッチは1本目の85キロのみ成功、ジャークは3本目で108キロを挙げた。「阿部が全試技を成功させていて、すごいと思った」と、失敗したスナッチの2本を悔やんだ。
 仲村は「モチベーションを上げて来年の世界選手権に出たい」と、巻き返しを誓った。