コラソン初白星 北陸電力に25―20


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 日本ハンドボールリーグ(JHL)第4週第2日は22日、男女6試合があり、琉球コラソン(8位)は岐阜県の飛騨高山ビッグアリーナで北陸電力(9位)と対戦。25―20で勝利し、今季初白星を挙げた。

コラソンは前半は9―11で相手に先行を許したが、後半は守備からの速攻で得点を重ねて逆転に成功した。順位は一つ上げて7位(暫定)となった。次戦は10月19日、沖縄市体育館でトヨタ自動車東日本を迎え撃つ。

◆守備の意識徹底 ペース奪い返す
 相手は現時点で最下位のチーム。戦力が万全ではないとしても、負けるわけにはいかなかった。琉球コラソンは開幕戦からの連敗を止め、待望の今季初白星を手にした。
 いきなり4連続得点されるなど、序盤は完全に相手ペースだった。9―11で迎えた後半、守備の意識を徹底することで息を吹き返した。ラインを下げて相手のミスを誘い、速攻で流れを引き寄せる。サイドからフローターに上がった名嘉伸明もカットインなどで、5得点。総力戦で逆転勝ちを収めた。
 国体での中断を経て、次戦はホーム開幕戦を迎える。「勝つのが大前提」と名嘉。この日チーム最多の7得点を挙げた村山裕次も「けが人も復帰して今以上の結果は出せるはず」と地元ファンへ勝利を誓う。

◆一つ勝てば気分変わる
 東長濱秀吉監督の話 後半に守備が機能し始め、同点に追い付いてからはうちのペースだった。上の攻撃にはまだ課題が残るが、一つでも勝てば気分は変わる。まずは勝ててよかった。