「リスク把握が重要」 アジア貿易で曽我氏講演


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 県産業振興公社と沖縄総合事務局、中小企業基盤整備機構沖縄事務所の3機関が主催する商談スキル向上セミナーが20日、那覇第2地方合同庁舎1号館であった。

 貿易コンサルタント経営の曽我しのぶ氏(アースリンク社長)が代金決済や取引、保険などの貿易実務について説明した。「魅力が大きい反面、国内取引と比べて代金遅延や貨物事故などリスクを抱えている面をしっかり把握することが重要だ。そうすることで正しい手続きができる」と述べ、県内企業のアジア進出への注意点やポイントなどを指摘した。
 セミナーは公社が進める「万国津梁産業人材育成事業」の一環。全5回でこの日は3回目の講座。県内企業の経営者ら60人が参加した。グループに分かれワークショップで売買契約書などを実際に作成しながら、貿易取引の流れを学んだ。

曽我 しのぶ氏