事故オスプレイと写真 本人名乗り出る


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 【米ワシントン=島袋良太本紙特派員】飛行中に事故を起こした垂直輸送機MV22オスプレイを背景に、笑顔で映った海兵隊員の写真がインターネット上で公開され、閲覧が集中していた件で、写真に映った海兵隊本人が23日までに米サイト「ビジネス・インサイダー」に名乗り出た。

隊員は写真をフェイスブックに投稿したところ、何者かが自分に成り済まし「作り話」とともに別のサイトに転載したと主張している。一方、事故は昨年5月にアフガニスタンで発生し、気流の乱れによる「ハードランディング」だったと説明した。
 隊員によると、事故は武装勢力掃討作戦の最中に起きた。夜間で視界が悪く、霧も出ていたという。隊員が乗っていた航空機は通常着陸したが、付近で別の機体が事故を起こしたと説明した。この隊員が後日操縦士に話を聞いたところ、気流が乱れて機体が傾き、回転し始めたことから機体はその場に「ハードランディングした」という。