東門沖縄市長が勇退表明 「市民との約束できた」


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今期限りの勇退を表明した東門美津子沖縄市長=26日、沖縄市議会

 【沖縄】任期2期目の東門美津子沖縄市長(70)は26日、沖縄市議会9月定例会の一般質問で「今期をもって市長を退任する」と述べ、今期限りで引退することを表明した。任期満了は2014年5月11日で、沖縄市長選は同年4月に行われる見通し。宮城浩氏の質問に答えた。

 東門氏は表明後、記者団に対し、引退理由について「私が市長になる時に、市民と約束したことは全部ではないがある程度できたと考えている」と話した。
 中城湾港泡瀬沖合埋め立て事業や子どものまち推進事業など、東門市政が推し進めた施策について「私がかじ取りして作り上げたものを(後継者には)継承してもらいたい」と期待を込めた。
 東門氏は1942年11月生まれ。旧勝連町(現うるま市)出身。琉球大卒業後、オハイオ大大学院へ留学。県国際交流財団専務理事などを経て、94年に副知事に就任。2000年衆院選で初当選して2期務め、社民党副党首も歴任した。06年に沖縄市長に初当選して、10年に再選した。
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